
つい先日まで、というよりいまだにゲーミングPCのベンチマークソフトとして使用されているオープンワールドRPG『サイバーパンク2077』。ハイエンドなゲームの名をほしいままにしていますが、まさかまさかのニンテンドースイッチ2に移植されました。
あの高画質・ハイクオリティな世界を出先でも遊べるなんて……と目を疑いますが、実際のところゲーム画面はどうなっているのでしょうか。実際に筆者がニンテンドースイッチ2で現地を撮影してきました。
これが本当に動かせるのか!? 美しきナイトシティに惚れ惚れする
というわけで早速起動します。スクリーンショットを撮りに行く前に、その排熱の勢いに驚きました。テーブル・携帯モードのどちらでもボディがアッツアツになりますし、シャーという音が響きます(さすがにテーブルモードでは抑え目な音でしたが)。
ちょっと心配になるくらいの排熱なので、暑いところでの長時間プレイは避けたほうが良いでしょう。

まずロゴです。ん~~~、ギザギザしていてかっこいい。足し算のセンスを感じます。さすがにここで大きく差を感じることはありませんね。

続いてVの外見。発売当初は拾った服ばかり身に着けていくし、外見装備もなかったので、久々に自室に戻って鏡を見たときに、自分のイカれたファッションにビビったものです。

さて、ついにナイトシティに降り立ちました。『仮初の自由』が始まるパシフィカのメトロスタジアム付近です。こちらクオリティ優先設定にして、テーブルモードで撮影しています。
うおおおお、この怪しいライティング、路面の輝き、どん曇りの空、ギラギラする広告……まさしくナイトシティ! たしかにちょっと粗く見える箇所もありますが、ニンテンドースイッチ2でもほとんど問題ありませんね。

ちなみにこちらは同じ場所を携帯モードで撮ったスクリーンショットです。ところどころちょっとボケているような感じもある……か?

さて、スイッチ2をテーブルモードに戻し、車も乗り換えてハイウェイを往きます。

ちょっと「AKIRA」風のカット(左右逆ですが)。ビルを見上げる構図が映えますね~。

こちらはサント・ドミンゴの観覧車です。NO REGRETSという下手すぎる落書きがたまりません。これを描いた人はどんな人生を送っているのでしょうか。ナイトシティの貧民に明るい未来なんてないのでしょうが……。

ひたすらに走っているとだんだん空が白んできました。午前3時のナイトシティはまだ人通りも少なく、気持ち良く走っていられます。

繁華街のほうに来ました。まだ開店前のジャパンタウンの様子です。

こちらもジャパンタウン。小物のひとつひとつまでしっかり描画していますね。

適当にアパートに入って、エレベーターの中を撮りました。ナイトシティ名物のドスケベ広告です(現実のネット広告もこんな感じですけども……)。

ノースサイドまで走ってきました。メガビルディングをあおぐ構図です。「くそブルジョワどもめ……」というジョニーの小言が聞こえてきそうです。

改めて見ると本当にとんでもない遠景ですね……。『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』の世界そのものです。

アパートの近くまで来たので寄っていこうかと思います。

露店の様子です。店主が着ている布の質感も凄いですね。ショーケースには何もはいっていませんが……。

プレイヤーなら一度は目にしたであろう、自宅の窓からの景色です。今までVはここに立って、欲望の渦巻く街を眺めながら、己が野心を募らせてきたことでしょう。

北西に位置するアラサカ・ウォーターフロントまで来ました。業務内容と一緒で、カッチリしすぎって感じのエリアです。

すっかり日が昇ってきたので、田舎のほうまで飛ばそうかと思います。

グッバイ、ナイトシティ! おれは田舎で暮らすぜ。

これは、切り通し? トンネルでも作るつもりだったのでしょうか。筆者はこんなところがあるなんて今日まで知りませんでした。通ったことくらいあるのかもしれませんが、頭のなかのチップとテロリストに精一杯だったもんで……。

先ほどの切り通しの先はサンセット・モーテルでした。なるほど、ここに来るんですね。

そのまま東へ走らせると、風力発電が立ち並ぶエリアが見えてきます。

もう一度バイクに乗り換え、気持ち良く風を感じていたら、ゴミの山が見えてきました。最悪だ……。ナイトシティの抱える闇はこんな感じで郊外に追いやられているんですね。

最後はスタジアムを睨むスクショで〆ましょう。明るくてもなかなかサマになりますね。
といった具合で、ニンテンドースイッチ2を使ってナイトシティ(とその周辺)を撮ってみました。思ったよりもずっと細かく描画されており、筆者の体感としては、自分でPC版を遊んだときの低~中くらいの画質は出ているんじゃないかという感じがしました。もちろん、環境によりけりだとは思いますが。
任天堂ハードに降り立った『サイバーパンク2077』、ぜひとも堪能してみてください。
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