任天堂の次世代機「ニンテンドースイッチ2」の新機能「ゲームチャット」で使用できる画面共有機能が低fpsである理由について、本体のディレクターを務める堂田卓宏氏が通訳を介した海外メディア・GameSpotとのインタビューで答えています。
性能向上してもあくまでゲームファースト
「ゲームチャット」は、ニンテンドースイッチ2本体に内蔵されたマイクや別売りのカメラを使い、ゲームをしながら通話やビデオチャットを楽しめる機能です。その機能のひとつにゲーム画面を共有できるというものがあります。
この画面共有は、紹介映像からも分かる通り、フレームレートはやや低めです。このような仕様になっている理由はシステムのリソースを節約するためであり、意図的に下げているようです。ゲームチャットはプレイ中のゲームと並行して動作させつつも、ゲーム側の品質をまったく下げないようにしたかったといいます。

現代のゲーム機は性能のすべてをフルにゲームに使えるわけではなく、一部リソースをシステム向けに費やす必要があります。ニンテンドースイッチ2では性能の向上によって余裕が増えましたが、できるだけゲームの動作を優先させた仕組みになっているため、このようなビデオ品質になっているようです。
今後も初代スイッチと比べて高負荷なゲームが増えるかもしれませんが、そんな場合でも対応できるようにしている可能性も考えられます。


紹介映像を見る限り、本機能の大きな目的は他人のゲームプレイをじっくり見るというよりも、みんなで持ち寄って遊ぶような感覚で使用するものとなっていそうです。そのため、この仕様でも楽しく使えると判断されたのかもしれません。
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※UPDATE(2025/04/09 16:07):見出しに誤字があったため、修正しました。